マーモットの保護

マーモットの保護活動

マーモット村は、SNS活動を行うドクターマーモットさんと世界中のマーモットの保護活動及び密猟防止活動を行っています。

室内でのマーモットの飼育は、自然下で生きるマーモットたちからすると、天敵がいなかったり、生命活動に負担の大きい冬眠が必要なくなったりするとはいえ、本来の生態活動を行う上では、十分ではないかもしれません。しかし、マーモット村にいるマーモットは、いずれも海外でペット用にブリーダーが飼育繁殖しており、自然下では生きていくことができない子達となります。適切な環境とは決して言えないところから、売り出されている子もいます。日本にはマーモットが流通していないため、マーモットに関する知識は、ネット上には出回っていませんが、マーモットは警戒心が非常に強く、人工繁殖が非常に難しい子たちです。

弊社としては、不適切な環境でマーモットの人工繁殖を行うことは、反対しています。しかし、海外ではこのような子が年間に数頭、輸出向けに出回ってしまいます。マーモット村では、このような子たちが不適切な環境に行ってしまわないよう、日本の適切な医療を受けさせてあげられるように、情報があればすぐに買い取りの上、保護を行ってきました。マーモット村は、「マーモットカフェ」をうたっておりますが、実際はマーモット保護施設としての役割がとても大きいです。もちろん、海外で無理な販売が行われないよう、すべてのブリーダーを既に把握しており、不適切な環境で育った子たちの販売や輸出が行われないように、担当行政との連携を行っております。今は、販売がされてしまうと買い取って保護をするしかない状況ですが、野生動物に分類されるマーモットたちの規制を、ブリーダーのいる国3カ国の担当行政にて検討していただいています。

世界各国では、マーモットの密猟問題もあります。マーモットの生息するアルプス山脈やヒマラヤ山脈では、人による監視も難しいためより深刻な問題に発展しています。水面下ではございますが、悪質なマーモットブリーダーの撲滅活動や、密猟問題の規制について、より厳重に取り締まられるよう、これらの活動を第一に行っています。これまでのアニマルカフェのお話からや、SNSにおける表面上の情報のみで誤った情報が流れないよう、今後は保護活動の記録も発信してまいります。

マーモット村としましては、より多くの方にマーモットの現状を知っていただき、これらの問題解決に向け取り組んでくださる方を募集しています。これまでは、これらの現状を知る数人のみが費用を捻出し、これらの活動を行ってまいりました。これらの背景があること、マーモットの保護が最も重要であること等、ご認識をいただけますと幸いです。

このページを最後まで見てくださったお客様、本当にありがとうございます。これらの背景をご認識いただいた上で、太陽すら見れなかった、人が恐怖の対象になってしまっていたマーモットたちに愛情を注いでいただけますと幸いです。世界中のすべてのマーモットが幸せに暮らせるよう、マーモット村としてマーモット株式会社スタッフ一同、尽力してまいります。

5月12日更新 ドクターマーモットの想い